美川憲一「納沙布みれん」で店頭歌唱キャンペーン


美川憲一が店頭歌唱をやったそうで。
新曲キャンペーンのための店頭歌唱というのは、まだ売れていない歌手の専売特許みたいなもので
どこへ行っても大ホールを満員にできる大物歌手であれば、フツーはやらない。
「今さら、売れなかった時代のように頭下げて店頭まわりなんかやれるか」
というプライドもあるだろう。


しかし、昨今の演歌の元気のなさに、
「久しぶりに初心に戻って店頭キャンペーン等もやってみたい」と口にする人気歌手は結構多い。


もちろん、既に人気があるのだから、そんなことやらなくてもある程度は売れるだろうし、
新人歌手のようにコツコツと全国のレコード店をまわるのではなく
せいぜい都内の数ヶ所の店舗(演歌のよく売れる定番の店)をまわるだけなので
スポーツ紙向け話題作りのパフォーマンスに過ぎないといえばそれまでだ。
しかし「ファンを身近に感じられる場を持ちたい」とは皆本当に考えていると思うし、
普段から自分たちのCD・カセットを売ってくれている店に
感謝の気持ちを伝えるという意味合いもある。
J-POPの世界からは想像もつかないくらい、
レコード店の店主と演歌歌手の信頼関係というのは強いものなのだ。


しかし実際、大物歌手の来訪を受け入れる態勢を整えるのは大変だ。
事前にあまり派手に告知してしまうと、ファンが店の前に殺到して
辺りの人の通行や交通をマヒさせ、大騒ぎになりかねない。
大きな通りに面していて、多くの人員も配置できる山野楽器の銀座本店とかならともかく、
商店街の一角にあるような小さな店ではなおさら危険が伴うため
受け入れる店側やレコード会社のスタッフには入念な準備や仕切りの手際よさが要求されるのだ。


…なんてコトを書いていたら、作詞家・水木れいじ氏のサイトで当日の写真レポートを発見。
大変なコトになっていたようだ。(^_^;)



・美川憲一、「演歌の原点」の上野店頭イベント


・美川10年ぶりに店頭で新曲熱唱


・アメ横で「ケンちゃ〜ん」美川が新曲披露