声楽家も認める小林幸子の歌声


NHK『トップランナー』のゲストは、ソプラニスタ・岡本知高
トークの中で「自分がすごいと思うボーカリストベスト5」を挙げていたのですが、
吉田美和MISIA和田アキ子稲葉浩志に続いて
第1位として挙げたのは、意外にも小林幸子でした。


前後の会話から判断するに、岡本氏はたくさんの演歌歌手の歌を聴き比べた上で
そういう結論に達したわけではないようでしたが、
幸子さんの声は、声楽家も認めるほどのいい声ということなんですね。ちょっと驚きです。
鵜呑みにして大喜びすべきほどのことではないかもしれませんが、
他に挙げた人も岡本氏の年齢(27歳)が窺えるような最近のメジャーな人ばかりだっただけに意外でした。


“クラシックとか童謡とかジャンルに関係なく、自分はすべて「歌」としか捉えていませんから”
そう語る岡本氏だからこそ、演歌を聴く時も先入観や偏見がないのでしょう。
(勿論、幸子さんがやっているのは“演歌”なんて狭い枠には納まりきれない幅広い歌世界ですが)


個人的には幸子さんのステージというのは、歌はもちろんのこと
衣装、表情、客席とのやりとり、BGM、次の曲への導入となる絶妙のトーク、その他もろもろの演出も含めて
総合的に「見せる」「聴かせる」「楽しませる」極めて優れた技術の集合体だと思うのですが、
純粋に「声」だけをとってもスゴイ、ということなのでしょう。


6/17(木)24:00〜再放送です。