水森かおり



・水森かおり、新曲「五能線」女心が生まれた背景…


木下龍太郎氏は過去に、作詞家と二足の草鞋でやっていた
化粧品会社のサラリーマンを、あえて定年を迎える前に辞めています。
当時はまだ作詞家で食べていけるほどヒットを出せていたわけではなく、
いわば、退路を断って作詞家に専念したわけです。


東尋坊」「鳥取砂丘」「釧路湿原」「五能線」、
これら水森かおりの一連の作品は「ご当地ソング」と安易に呼ばれることもありますが、
観光名所や特産物をやたらと織り込むようなことはしていませんし、
やはりそこは区別したいと思います。
鳥取砂丘」以降は、観光の活性化を目論む
地元のバックアップ(ただし官民一体となる規模の)を得て話題性を作り、
ヒットへの原動力にする‥という手法を確立させた感はありますけど。


あくまでそこを訪れた旅人の女性(=他の土地からやってきた人間)の
視点で描く手法は、やはりさすがだなぁと思ってしまいます。
木下氏によると、これらの歌の主人公はすべて同一の女性だそうです。
だとしたらけっこうな金持ちで、しかもえらく渋いところを旅する人だなぁ。(^_^;)