「歌声はひばりと共に2005」in武道館




・ひばり降臨にファン8000人酔った


・ゴージャスあややも登場


・森光子「歌っちゃいました」


・ひばりさん、ありがとう 美空ひばりさん十七回忌コンサート


・ひばりさん追悼、森光子「東京キッド」熱唱


・ひばりは生きている…世代を超えた十七回忌コンサート


・「歌声はひばりと共に」17回忌に追悼コンサート


・ひばり十七回忌、森光子が13歳東京キッド


ステージ後方の大きなビジョンに映し出されるのは、
同じ武道館で81年に行われた35周年記念コンサートを中心とした映像の数々。
この日3時間半にわたった公演のうち、およそ半分はひばりサンの映像でした。
でも、ただのフィルムコンサートでは決してなく、歌に引き込まれて
まさにその場所で彼女が歌っているような錯覚に陥りました。


いえ‥。錯覚ではなく、美空ひばりは、確かにそこにいたのです。
温かい拍手と声援を送る、多くの観客の視線の先に。
8000人が共有する、色あせない想い出の中に。
今を生きる偉大な歌手たちと“競演”しながら、
この日のコンサートの主役は、まぎれもなくひばりサンでした。



正直言って、俺はリアルタイムでは彼女の活躍をほとんど知りませんし
国民的歌手としてどれほど深く愛されているのか、実感しきれていなかったと思います。
でもこの武道館で、ようやくひばりサンに出会えた気がしました。
歌の表現力がとにかく素晴らしい、ということだけでは説明しきれない
“圧倒的な存在感”というものを実体として見た思いです。