紅白歌合戦大改革
・紅白で聴きたい曲を調査
・「紅白」聞きたい曲アンケート実施へ
・今年は「名曲紅白」アンケート基に選出
・今年のNHK紅白歌合戦は新方式で楽曲選定
・「紅白」聴きたい歌を募集、60年分のリストなどから
・NHK 紅白で100万人アンケート
・紅白で「昭和、平成の名曲」
・“紅白で聴きたい曲”アンケートで「視聴者参加感を」
・今年の紅白は戦後名曲集で=初めてアンケートで選定−NHK
こりゃまたビックリ。
「その年のヒット曲を歌う」というのが大原則としてあったように思うのですが、
それをぶち壊すとは。
信頼回復させたいのはわかりますが、ちょっと勇み足じゃないのかなーNHK。
最近は定番の名曲を歌う歌手の割合もかなり多くなっていた印象があります。
それは、その年のヒットアーティストを出演させないNHKが悪いのではなく、
ヒット曲を出せなくなった歌手が悪いのでもなく、
音楽の嗜好が細分化し、子供から大人まで共有できるような大ヒット曲が
出にくくなったのですから、時代の流れとして仕方ないことだと思っています。
もし売上ランキング順に上から選出していったとしても、
ツマラナイ内容にしかならないでしょう。
それでも紅白は、ポップス歌手と演歌歌手が同じ画面の中に並ぶという
ふだん絶対に見られない「豪華な幕の内弁当」的なところがイイと思うのですが
曲を先に決めてしまえば、おのずと歌う歌手も限られてくるでしょう。
自分の曲が「名曲」に選ばれた場合はともかくとして、
わざわざカバー曲を歌うために出演してくれるJ-POPの歌手なんているんでしょうか。
『歌謡コンサート』の拡大版といった感じで、カバーの応酬とか
往年のベテラン歌手が出てくるただの懐メロ大会になるのか?
それじゃあテレビ東京の『年忘れにっぽんの歌』とかぶるのでは。(^_^;)
何より、「年末にいい結果を出せるよう頑張ります!」と(お題目のように唱えて)
ヒットを目指している演歌歌手たちの大きな目標がなくなってしまうじゃないですか。(+_+)
頑張って自分の最新曲を売ってヒットさせても、それを歌えないとは…。
ただ、報道記事からは「戦後60周年の今回限りの企画ですよ」というニュアンスが感じられます。
「これで本当に紅白もオシマイ」ととるべきか。
「見たい人にとっては落ち着くべきところへ落ち着いた」ととるべきか。
それにしても、“パソコンや携帯電話からも投票できるようにする”というのは
面白がってヘンな歌に組織票を集めようとする動きが絶対に起きるから、
やめたほうがいいと思いますぜ。