NHK歌謡コンサート 10/25放送分曲目


「わが心の応援歌」


1.「女ひとりの日本海大月みやこ
2.「男の出船」北山たけし
3.「うしろ姿」(矢吹健八代亜紀
4.「南国土佐を後にして」(ペギー葉山美川憲一
5.「折鶴」(千葉紘子)川中美幸
6.「Adoro(アドロ)」(グラシェラ・スサーナ)小林幸子
7.「人生半分」湯原昌幸
8.「やっぱり大阪」小村美貴
9.「ほろよい酔虎伝」冠二郎
10.「神威岬美川憲一


今回は生中継ではなく、9月に収録されたもののハズです。


3〜6曲目は、出演の歌手自身にとって
人生の応援歌とも言うべき大切な曲を、歌う前にエピソードを交えつつ紹介。


八代亜紀
「40年近く前、歌の世界を夢見てクラブやキャバレーに立って頑張っていた。
 でも飲みに来ているお客さんはザワザワしてなかなか聴いてくれない。
 でもある時、この歌を歌ったら、シーンとして皆さんこちらを見て
 涙を流して聴いてくれた。その時、ひとつの灯りを見つけた気がして、
 あきらめずに頑張っていこうと思えた。私を力づけてくれた歌です」


美川憲一
「中学生の頃、母がもう一人いることを知りました。産みの母です。
 子供ながらに、これまで育ててくれた母のことを思い、胸が痛みました。
 その頃、母が好きでよく聴いていたのがこの曲。
 この歌は、いつも励まし、応援してくれた母の姿を思い出させてくれます。
 今は亡き母へ、感謝の気持ちを込めて歌います」


川中美幸
「歌手を目指して上京し、昼間はレッスン、夜は定時制高校。
 次々と仲間たちがデビューしていく中、取り残されたような不安な気持ちでいっぱい。
 そんな私を励ましてくれたのが、高校の仲間とよく通っていた
 喫茶店から流れてきたこの曲。あぁ、悩んでいるのは私だけじゃないんだ。そう思うと
 なんだか勇気が湧いてきました。忘れることのできない、大切な心の応援歌です」


小林幸子
「10歳でデビューしました。本当にいろんなことがありました。
 自分で歌う場所は選べませんでした。でもいつか、リクエストをもらったら
 何でも歌えるように、一生懸命レパートリーを増やそうと、頑張って覚えました。
 そんな時出会ったのがこの歌。
 この歌は後半がスペイン語になっています。意味全然わからなくて、
 それでも耳で一生懸命覚えました。あの頃のガムシャラな自分があったから、
 今こうしてステージで歌わせていただいているのだと、感謝します」


阿部アナとのトークではなく、暗いステージでスポットが当たり、
それぞれの歌手が想い出を一人で語り、そのまま歌に入るという演出。
みんな、本当に思い入れのある曲なのでしょう、
美幸さんは歌いながら涙を流していましたし
幸ちゃんは登場した瞬間から(お得意の?)涙声でした。


湯原昌幸は、歌う前に夫人の荒木由美子が登場。湯原には内緒でステージに来てもらった。
「お世話になります〜。スイマセン来ちゃいました〜」
「ダメだよ〜、朝、旅番組の収録を終えて東京駅で別れたじゃないの〜」
最近夫婦でしょっちゅうテレビに出てるのに、なんかワザとらしいなぁ。(^_^;)
由美子夫人は、用意したメッセージを、照れくさいからとそっぽを向いて朗読。


「♪思えばお前に苦労をかけた…」
湯原の母の介護をしてくれた夫人への感謝も込められた歌詞。
歌う湯原を見守りつつ、途中からステージ中央に進み出て
湯原に寄り添い、ハンカチで涙を拭う夫人。


2週連続は小村美貴。めっちゃ緊張しているようで、トークかみかみです(笑)。
だんじりの街、大阪は岸和田市出身の小村美貴です」


プロデュースを手がけた、事務所の先輩・美川憲一が応援トーク
「どうぞ美貴をよろしくお願いします。とにかく根性があって、頑張り屋ですから。
 ウチの近所に引越しさせたんですよ。なぜかというと、当分彼氏を作らないように。
 大事な時ですから、監視してるんです」
「東京のお母さんのような方です。(阿部アナ「お母さん!?」会場笑)
 体のことを心配してくださったり、髪の毛を切ってくださったり。
 今日の衣装も、美川さんに選んでいただきました」
「素直な歌い方を変えずに、いつも前向きに頑張ってほしいと思います」


デビュー当時のピンクのものとは違う、オレンジの衣装。
やっぱり、振り付けが簡易バージョンになってました。(参考記事