あさみちゆき 井の頭公園ライブにFMトランスミッター導入?


9月16日に井の頭公園で行われた、毎月恒例のあさみちゆき路上ライブで
FMラジオで彼女の歌が聴ける、という試みを行ったとのこと。
ファンの方のレポートに、リンクを貼らせていただきます。(その1)(その2)(その3


ちょっとポニーテール属性のある俺は、最近の髪型は大変イイと思います(爆)。
ということは置いといて、これ、おそらくFMトランスミッターを使ったということですね。


音を電気的に増幅しての演奏が禁止されている井の頭公園
つまり、マイクやアンプ(スピーカー)は使用できません。
あさみちゆきはこれまでずっと、完全な生ギターと生歌のみで路上ライブを続けてきました。
しかし、テレビ・新聞・雑誌で彼女の活動が広く伝えられ、今や観客は300〜400人。
7〜8メートル離れた後方のお客さんには、ちゆきサンの歌や話が
ほとんど聞こえないという状況になっていました。
いかに彼女の声量があっても、やはり限界があります。


そこで考え出されたのが、FMトランスミッターを使うこと。
トランスミッターの入力端子にヘッドホンステレオやCDプレーヤー等をつなぐと、
その音をFM電波に乗せて飛ばし、離れた場所にある複数のFMラジオで聴くことができます。
デジタルMP3プレーヤーにはトランスミッターを内蔵しているタイプもあり、
ケーブルで接続しなくても、自宅のコンポや、カーステレオのラジオで聴くことができます。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/24877.html


ミニ放送局と言えなくもないですが、電波の届く範囲はせいぜい10数メートル。
ちゆきサンの場合、胸元につけたピンマイクで声とギターの音を拾い、電波で飛ばしていたようです。


確かにこれならスピーカーで増幅していることにはならないし、(ラジオを聴いているのですから)
スピーカー付きのラジオなら、それを手に持っているお客さん当人と
その周辺の数人に聴こえる程度に音量を絞っておけばよいでしょう。
イヤホンで聴くのは野外ライブの楽しみ方としてどうかと思いますが…。(^_^;)


FMトランスミッターを、ライブの場でこういうふうに使うなんて発想がスゴイです。
これは思いつかなかったなぁ。ちょっと感心してしまいました。


でもこれは、ドームなどの大きなコンサート会場で後方の席に座った時に
ステージが遠くてアーティストが豆粒にしか見えず、
仕方なくスクリーンの大画面をずっと見ている感覚にちょっと似ている気もします。


数百人の大人がシーンと静まり返って、
かすかに聴こえる彼女の歌に耳を傾けている行儀のよさや、
前のお客さんが後ろのお客さんに自主的に場所を譲る、という微笑ましい光景も
井の頭公園の醍醐味だったと思うんですけどね。
でも、上手い方法を考えたものです。(^_^)


テイチクの「こぶしdeねっと」で、新曲「青春のたまり場」の映像コメント+PVが公開中です。
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/chiyuki/index.html


ちゆきサンが立っているのは、御茶ノ水駅そばの聖橋の上ですね。