紅白の原点とは何ぞや
おいおい。
産経新聞ともあろうものが、芸能界の悪口を言うためだけに存在しているような人に (参考)
コメントを求めるとは…。
それだけで、この記事は最初からアンチ紅白のスタンスで書かれたものだとわかります。
若い歌手を出せば「若者に媚びた」と言い、
演歌歌手を出せば「今年ヒット曲も出してないくせに」と言うんだろうなきっと。
まぁ、さすがに去年のスキウタやみのもんたは、視聴者に媚びすぎだったと思いますけどね。(←参考:昨年10月の日記)
紅白の視聴率が伸びないのは、紅白という番組がつまらなくなったというよりは、
音楽の嗜好が細分化し、子供からお年寄りまで知っている国民的ヒット曲が出にくくなったという
音楽ライフスタイルの変化のため、だと思っています。
スター歌手、ヒット曲が出なかった年は、それだけ見たい気持ちも低くなるでしょう。
自分の好きな音楽以外は耳に入れたくないし、知ろうとも思わないんでしょうし
(若い人はおそらく、氷川きよしの名前は知っていても、最新曲「一剣」を聴いたこともないのが普通では?)
50%以上いかなくても無理ないですって。
だから、視聴率にこだわることなく、「これがNHKの見せたい紅白じゃい!文句あっか!」という
プロフェッショナルとしての意地とこだわりを反映した内容を見せてほしいと、個人的には思います。
ちなみに、今年のNHK紅白歌合戦のチーフ・プロデューサーを務める吉田豊久氏のインタビューを見つけました。
いま、毎週『NHK歌謡コンサート』の制作統括も務めている方ですね。
・世代をこえる歌がテーマ。今年のNHK紅白歌合戦は“ふれあい、あたたかさ”が見どころ! (Yahoo!ミュージック)
・第57回『NHK紅白歌合戦』に向けて 「世代を超えて楽しめる唯一の番組。歌を通じて家族の絆を深めてほしい」 (オリコン)
Yahoo!の記事のほうは、歌手の選考基準や今回のテーマの由来、
オリコンの記事のほうは、吉田氏の、紅白に対する個人的な思い入れの強さが出ています。