秋川雅史「千の風になって」ついに1位



・秋川雅史の紅白出場曲クラシック初の1位


・「千の風-」がオリコン首位


・“紅白効果”「千の風になって」“ダブル初”の首位獲得


デイリーではなく、週間ランキングでついに1位です! スゴイなぁ。
この曲の持つ力を、そして紅白という番組の力をあらためて思い知らされます。
秋川さん、タクミノート(テイチク)の皆さん、おめでとうございます。(^_^)


参考記事


いや、それにしても。

この現象は現在の音楽市場を象徴している。
主に若年層の間で流通の中心になりつつある配信事業では、
オリコンチャートの基準となるCD売り上げ枚数に直結しない。
従来のパッケージを好む中高年の購買層の動きがランクに結び付く。
その点で、ファンの年齢層が高い秋川の快挙につながった。(日刊スポーツの記事より引用)


うーん。なんでしょうね? このヘンテコな記事は。
じゃあ若年層はCDなんかほとんど買っていなくて配信ばかり利用していて、
CDを買っているのは中高年ばかり、とでも言うのでしょうか?
だったらCDヒットチャートは普段からもっと大人向けの音楽で占められるでしょうに。


上記の記事を受けたと思われる、さらにトンチンカンな記事も。


livedoorニュース 時のことば『千の風になって』より引用


実は、この歌のトップ入りの背景には、現在の音楽界事情も反映しているとの解説がされている。
つまりは、若い人たちは好みの音楽をタダ(ネットからダウンロード)で手に入れる人がほとんどなので、
未だにCDを購入する層はやはり中高年が中心になる。
その人たちに受けたこの曲が、はなばなしい躍進劇を遂げたという理屈だ。
売り上げ実績の3万枚弱(週間)というのも、「数としては平凡」(業界関係者)との指摘がそれを裏付けている。


ツッコミどころが多すぎて、なんだかもう…。(-_-;)


通常、1位になるためにはもっと大きな売上枚数が必要です。
千の風になって」が1位になった時の売上枚数約2万9000枚というのは、確かに高い数字ではありません。
それでも1位になれたのは、たまたま他に強力な作品(若年層が好むアーティストの新譜)が
発売されていなかった、つまりタイミングが味方したからであって
「若年層がCDを買わない」ことの直接の証明にはなりません。


買ったのは、確かに中高年層が中心なのでしょう。
でも彼らは最新の音楽に敏感ではありません。CDショップにもなかなか足を運びません。
そんな、“ 普段音楽をあまり聴かず、CDもほとんど買わない中高年層に買わせた ”ことこそが、
千の風になって」の、そして紅白のスゴイところなのです。



 「千の風になって」秋川雅史