関ジャニ∞、インペリアルレコードへ


今頃気が付いたんですが、4/11に発売される
関ジャニ∞の新曲「ズッコケ男道」は品番が「TECI-801」。
「I」はインペリアルレコードの品番に付けられますので
これまでテイチクレコードだった関ジャニが、インペリアルへと移籍することを意味しています。
実際、通販サイトなどを見ると「レーベル:インペリアルレコード」という表示が。


タワーレコード
http://natalie.mu/news/show/id/784


念のため説明すると、テイチクエンタテインメント内には
テイチクレコード(演歌・歌謡部門)、インペリアルレコード(主にJ-POP部門)、
タクミノート(その他大人向けの音楽)というという3つのレーベルがあります。


これまで「どうして? なぜ関ジャニが演歌チャートに入ってるの?」と
誰もが疑問に思ってきたでしょうし、これまで「演歌部門で過去最高の出荷枚数!」とか騒ぐたびに
我々は(そしておそらく関ジャニファンも)鼻白む思いだったわけですが、
彼らの曲が演歌・歌謡ランキングに入っているのを
快く思わない人がほとんどなのでは。テイチク関係者を除いて。


あれは、明確な基準があるわけではなく、新しいアーティストが出てきた場合
レコード会社側の「これは演歌・歌謡ランキングに入れてくれ」という希望に
従っているだけ、ということらしいです。
他のレコード店独自の売上やリクエストチャートなどによっては
彼らを演歌部門に入れていないランキングも多いですし、それが普通の感覚でしょう。


千歩譲って考えれば、あれは「演歌ランキング」ではなく「演歌・歌謡ランキング」であって
“歌謡曲”という、実に曖昧な言葉が使われているために
「まぁ歌謡曲の範疇と言えなくもないから」と納得せざるを得ないわけです。
広い意味で大人の聴ける音楽。だから秋川雅史も「演歌・歌謡」に入っているわけですが、
一方で「クラシック系歌手で史上初の1位」などとも言っているのでわけがわかりません。(+_+)



デビューして間もない頃、当時のテイチクの飯田久彦社長が関ジャニの楽曲を指して
「これぞニュー演歌」と言っていたのはなんだかワクワクしましたし、
既存の演歌の枠を壊して、刺激を与えてくれることを俺も期待していました。


しかし、楽曲はどんどん和のテイストから離れていっていますし、
たまに『歌謡コンサート』に出るくらいで、他の演歌歌手とまったく交流してくれませんし
最近はもう、チャート記録とかの話題作りのためにやっているのがミエミエです。


さて、今回の新曲について、上記のタワレコ通販サイトの紹介文を見てみると…。


 「ファンクをベースに関ジャニ∞の男っぽさをフューチャーしたノリノリの楽曲。
  「愛に向かって」は、愛の力で元気、勇気をあたえてくれる疾走感溢れるビートポップロック


ファンク? ビートポップロック? …えぇと、これはもう歌謡曲ですらないのでは。


だからこそ、これを機にインペリアルレコードに移籍するんですよね?
演歌・歌謡ランキングからは卒業するんですよね?
しなきゃオカシイですよね? テイチクさん?(-_-)