『NHK歌謡コンサート』 5/15放送分 曲目


「最新ヒットソング特選」


1.「あばよ」氷川きよし
2.「孫も大きくなりました」大泉逸郎
3.「無情の酒」藤あや子
4.「浪漫ちっく東京」鳥羽一郎
5.「洋子の…新宿追分」長山洋子
6.「ズッコケ男道」関ジャニ∞
7.「愛は不死鳥」布施明
8.「だんじり中村美律子
9.「ニューヨーク物語り」山川豊
10.「ゆめかぜ」五木ひろし


氷川くんが歌った後に、オープニングで全員がステージに勢ぞろい。
次に歌う大泉さんは、小田切アナに話をふられて11歳になった孫の話を。
すると、長山洋子と大泉さんの間に立ってみたり、アップになった大泉さんの背後に立ったりして
画面に映ろうとし、話に大げさにうなずいてみせる、関ジャニの横山くん。
さらに、横から手を伸ばして、大泉さんの着物の裾を指先でつまもうとするすばるクン。
そんな二人のイタズラを「まぁまぁ」とやめさせる他のメンバー。
キャラの役割分担が決まってますな(笑)。


うーん。カタイ雰囲気のNHKの番組だからこそ
ついイタズラ心を発揮してやろうとする気持ちもわからなくはないのですが…。
正直言って、あまりイイ印象は持ちませんでした。


そうやって、先輩の演歌歌手らの前でも萎縮することなく“絡む”ことが
彼らなりの敬意や親近感の示し方なんだろうとは思います。
百歩譲って考えて、同じテイチクである大泉さんだからこそ
許されると思ったのかもしれませんが、大泉さんだって、マジメに話しているのに
後ろからちゃかされてイイ気はしないでしょう。
もし隣りにいたのが別のベテラン歌手だったら、やっぱりイタズラしたのでしょうか?
(もし相手が前川清とか吉幾三だったら、何すんじゃいっ!って感じでリアクションしてあげて
 場を和ませたかもしれませんが、大泉逸郎にそれを期待するのは無理というもの。
 結果的に、一方的なイタズラ・悪ふざけにしか映らなかったのでは…)


ただ横山くん、自分たちの歌の出番になって、ひな壇からステージに出ていく際に
「よろしくお願いしまーす!」と、一人だけ深々と先輩歌手らに頭を下げていってました(笑)。


さらに「ズッコケ男道」を歌っている最中、後半ですばるクンがソロで歌っている時に
横から耳元で何かを叫んでジャマする横山くん。
思わず歌を遮って「うるさーい!」と叫ぶすばるクン。


…いや君たち、生放送の歌番組ですぜ?
どうやら、ちょっかい出すのはこの曲における“お約束”らしいのですけど、
そんなことは彼らのファン以外は知るはずもありませんから、
大多数の視聴者は「マジメにやれ!(怒)」と思ったのではないでしょうか。
民放のバラエティ歌番組とは、番組の雰囲気も、視聴者層もまったく違います。
彼らにとって、いわばアウェーの番組なのですから、そこはちゃんとわきまえるべきだったし
せめて 歌はきっちり歌ってほしかったな。


実は先日、横浜アリーナの彼らのコンサートを初めて見に行ったのですが
会場全体をフルに使った演出と、歌やダンスやバンド演奏や寸劇やトーク
飽きさせない、エンターテイメント性たっぷりの楽しいステージでした。
そこで素直に「こいつらすげえな」と思ったばかりでしたので、ちょっと残念。


あるいは、この番組を見慣れている俺の頭がカタイのかなぁ。
音楽性も年齢層もまったく異なり、本来同じステージに立つはずのない歌手たちと
一緒に出演しているのだから、これくらいのギャップが生じるのはむしろ当然で、
それを面白がるくらいの余裕を持つべきなのかもしれません。


あー。関ジャニファンから

「何も知らんくせに見当違いのこと書きやがって」とか思われそうだ。(^^;)