中森明菜「艶華-Enka-」の試聴会に行ってきました


中森明菜「艶華-Enka-」の試聴会が
ユニバーサルミュージックで開催されたので行って来ました。
(曲目は既にスポーツ紙で発表になっています)


前半はレコーディング風景をまとめた映像と明菜と千住明氏の対談のビデオが上映され、
(これらはDVD特典に収録されるようです)
実際に聴くことができたのは、アルバムオープニングの「艶華I」(千住氏作曲のインスト)と
天城越え」(編曲:千住明
夜桜お七」(編曲:栗山和樹
越冬つばめ」(編曲:中川幸太郎
の3曲のみ。サンプル盤はもらえませんでした。ガッカリ。


明菜の歌い方の艶っぽさは、演歌の歌世界には非常に合っていると思います。
オーケストラを駆使したうえ、尺八や笙や琴を適度に使ったサウンドには
聴き惚れてしまいました。ただ、欲を言えば明菜の声量が物足りなくて
歌が演奏に負けてしまっている感もあります。


ただそれは従来の演歌の聴き方をしようとするからそう感じるのであって、
演奏に溶け込んでいて、とても聴きやすく、耳に心地よく仕上がっています。
首ねっこつかまえて「聴け!」と強要するようなこともありません。
これならオシャレな店で有線放送で流れても違和感ないでしょう。


長年明菜と仕事をされてきたエグゼクティブプロデューサー(?)の方は、
映画『ラストサムライ』を引き合いに出して
「西洋人から見た演歌、日本文化みたいなものを表現した」
という意味のことをおっしゃってました。
和食と日本酒でなく、シャブリのグラスを傾けながら聴けるような音にしたかった、と。


会場にはアルバムのジャケットになるであろう写真のポスターも飾ってあり、
これは衝撃的なビジュアルでした。なるほど、外国人が喜びそうなジャパニズムです。
おそらく数種類あり、初回盤A・初回盤B・通常盤ですべてジャケットが異なるのだと思います。
よほどポスターの写真を撮ろうかと思ったのだけど、情報解禁があるらしく
来週のスポーツ新聞で発表されるのだそうです。