紅白歌合戦はスゴかった

さて。個人的には、今回の『第58回NHK紅白歌合戦』はスゴかったし、面白かったです。
出場者の顔ぶれだけ見て「目玉がない」なんて言って観なかった人たちは
絶対損してますって。
あの超人気アーティストが出ないからツマラナイ? そんな了見の狭いこと言いなさんな。
超一流の本物のプロのパフォーマンスが次々と観られる、奇跡のような番組ですよ。


歌はもちろん、司会者・演出・構成・結果まで含めての感想です。
お約束の紅白の対決という柱を踏襲しながらも
ちゃんと「歌番組」として成立してたんじゃないかと。
あー、でも演歌歌手に限っては、全般的に演出の仕方がイマイチだったかも。


ラストの森進一・石川さゆり五木ひろし
歌う前から紙吹雪ノセ3連発には、さすがに苦笑い。はわわわ。(@_@;)

視聴者の多くは、爆笑したか、ハラハラして気が気じゃなかったか、いずれにせよ
紙吹雪のほうに意識がいってしまって、歌をちゃんと聴けなかったのでは。


でも、それを払おうともせず、
まったく動じることなく堂々と歌い切った姿に
むしろ俺は「さすが!」と、そのプロ意識にあらためて感心しましたよ。


ああいう場合、振り払ったり、気にしているそぶりを
ちょっとでも見せてしまうほうが、プロとして失格だと思うので。
いったんステージに立ってしまうと、モニタ画面で自分の姿を確認できるわけではないでしょうし
そもそも歌に集中しているので、本人たちは気がついてなかったかもしれませんけどね。


紙吹雪が頭や額に張り付くなんざ、場数を踏んできたあのレベルのベテラン歌手にしてみれば
トラブルと呼ぶに足りない、些細なことなんだと思います。


だから本人たちは、きっと大して気にしてないですよ。
たぶんしてないと思う。してないんじゃないかな…。