ブラジル公演を続ける演歌歌手・井上祐見



・ブラジル移民の苦難の道歌う…記念式典で披露


・井上祐見さん 南米で活躍する日系社会の歌姫


南かなこのブラジル公演が発表された時に
この人にも軽くふれておいたのですが、(参考記事
毎年ブラジルを訪問して公演を続けている女性演歌歌手です。
日本ではメジャーレーベルと契約しているわけではないのかな?


着物をアレンジした衣装、あるいは十二単(!)っぽい衣装を着て歌ったりと
多くの演歌歌手からはちょっとかけ離れたスタイルで歌っているようです。
そんなふうに「日本」を感じられるものを強調した演出で歌うと
日系の人たちがすごく喜んでくれるから、というのが理由みたいです。


代表曲とされる「ソウ・ジャポネーザ」は演歌ではなく、ポップス調のバラード。
こちらのページにMP3音源や歌詞がありますが、
タイトルも歌詞もストレートです。ちと語尾にビブラートかけすぎでは。


100年前の移民の人たち、そして現在の在伯日系人の人たちは
日本人の血が流れていることを誇りに思うと同時に
ブラジルにも誇りを持っていると思うのですが
この歌の詞は、主人公の気持ちが日本にばかり向いていて
「希望の船出」の割に、えらく後ろ向きなのがちょっと気になります。(^_^;)
でもこれはあくまで日本に住む私の感覚であって
これくらいストレートなほうが日系の人たちは感動するんでしょうね。



・公式サイト「井上祐見の離家」