『エンカのチカラ』第二弾発売へ 3枚一挙リリース


・演歌歌手による衝撃J-POPカバー集、第2弾は3枚発売 (ナタリー)


好評を博した、演歌歌手のJ-POPカバーを集めた
コンピレーションアルバム『エンカのチカラ』の第二弾。(参考記事
4/22発売です。


外国人女性モデルが日本の武技のポーズをキメているという
ジャケット写真のコンセプトは第一弾からそのまま踏襲していますが、
さすがに“忍者”には爆笑しました(笑)。


このアルバムを企画したプロデューサーである
T2U音楽研究所・臼井孝氏自身による、アルバム紹介ページはこちら。
http://www3.point.ne.jp/~usu/enka-power.html


好奇心を刺激するキャッチの上手さを始め、かゆい所に手が届くような
欲しい情報がすべて網羅されている、秀逸な作りです。


『エンカのチカラ GOLD 70's』 『エンカのチカラ GOLD 70's』
『エンカのチカラ GREAT 80's』 『エンカのチカラ GREAT 80's』
『エンカのチカラ GORGEOUS 90's-00's』 『エンカのチカラ GORGEOUS 90's-00's』


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(追記)
第一弾の発売時から、ずっと心に引っかかっていたこと。


それは、この「エンカのチカラ」を紹介したネット上の一部のメディアで
このアルバムが既存音源を集めたものであることを巧妙に伏せ、
さも新録であるかのような印象を与える見せ方をしていた
ことです。


・CDジャーナル
・iza


いずれの記事も、今回あらたにレコーディングしたわけではないことをうまくボカしています。
ナタリーの記事は、本文中ではコンピ盤だと明記していますが、見出しは…。
今回の第二弾を紹介したナタリーオリコンは、
「カバーする」と現在形にすることでボカしています。


いかに刺激的な見出しをつけて読者の興味を引くかは、とても大事なこととはいえ
こういう誤解を招きかねない書き方は、私だったらしません。
五木ひろしSMAPをカバー!」という見出しと
五木ひろしSMAPをカバーしていた!」という見出しは、微妙な違いでも
そこから伝わる意味は大きく異なりますから。


各サイトで記事にまとめた人物が、よくわかってないままプレスリリース資料を丸写ししたのか、
あるいは意図的にそういう文章にしたのかはわかりません。
いずれにせよ、そこに臼井氏の作戦というか、マーケティングのプロとしての
計算高いしたたかさの存在を感じて、感心してしまうのは考えすぎでしょうか?(^_^;)


なんだか、ケチをつけるような文章になってしまったので
しっかりフォローさせていただきますが、(^_^;)
聴く人にとって、新録であろうが既存音源であろうが、このアルバムの面白さが
ちっとも損なわれるものではありません。この『エンカのチカラ』は、本当に面白いです!
私も初めて聴く音源がほとんどでしたし、
たまに演歌歌手のコンサートでポップスのカバーを聴く機会はあっても、
一枚に多数の曲がまとめられたことで、とても楽しく自然に聴けました。
演歌歌手の魅力に、こんな形でスポットを当ててくれた
臼井氏のセンスと実現までの労力には、本当に心から敬意を表します。


上でも書いた通り、ジャケットのビジュアルや、臼井氏による紹介文の視点の面白さも秀逸です。
オビにある「演歌歌手が正確なピッチ、唸るコブシで、J-POPを熱唱」というコピーも
演歌関係者には絶対に書けないでしょう。「正確なピッチ」なんて、フツーそこ強調しますか(笑)。
でも、演歌にあまりふれていない人には、きっとこういう見せ方が刺さるんですよね。
http://www3.point.ne.jp/~usu/enka-power.html