全日本カラオケグランプリ2009


・カラオケ日本一に25歳女性 3万5千組の頂点に (朝日新聞


第一興商主催の「全日本カラオケグランプリ2009」グランプリ大会は
昨年の11月21日に中野サンプラザで行われ、
その模様は12月27日にTBS系テレビでも放映されました。
グランプリに輝いたのは、欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー」と門倉有希「女の漁歌」を歌った
三重県鈴鹿市の“サーキットの歌姫”こと桐生麻未(きりゅう・まみ)さん。


・全日本カラオケグランプリ グランプリ大会の模様
 http://www.jpkaraokegp.com/gp.html
 http://www.clubdam.com/app/damStation/page.do?type=damstation&source=2009_final&subType=karaokegp


ファーストステージでは、一人が歌い終わる度に
30人の審査員が投票する得点の合計で点数が付けられ、暫定順位が表示されます。
6位まではステージに残れますが、後から歌った人が自分よりも高得点を出せば
当然順位が下がり、7位以下になってしまった人はその時点で即退場。
最終的に残った6人でファイナルステージが競われる、というシステムでした。


ファーストはそれでよかったとしても、ファイナルでもそれをやってしまったため
(グランプリはファーストとファイナルの得点の合計で争われます)
グランプリが決まる瞬間は、「ファイナルに進んだ6人の中の誰が選ばれるか」よりも
ファーストで最高得点を出し、ファイナルで最後に歌った桐生さんが
ステージ中央で司会のみのもんたとTBSアナウンサーに挟まれて
最終的な得点の発表を待つという、
「桐生さんが逃げ切ってグランプリになれるかどうか」
のような演出になってしまっていた点に、違和感を覚えました。


リアルタイムで順位が変動するというのは面白かったですし
審査の透明性が確保されているという点ではわかりやすいのですけど
やはり歌う順番によって、審査員に与える印象に有利・不利があるような気もしました。
( 審査員は、常日頃からカラオケ大会の審査員の仕事をやっておられる
  作詞家・作曲家・ディレクターの方々ですから、
  きちんと客観的に評価する能力を備えておられるとは思いますけど )
「前の人がこれだけの点数だったから、この人はこれくらいで…」といった相対的な評価でなく
絶対的な評価で点数を付けるのって難しいなぁ…と、つくづく思いました。
私なんか、続けて聴いているうちに、どの人もすごく上手く思えてきますし。(^_^;)


今回から地区大会は演歌部門とポップス部門それぞれの代表を選ぶようになったので
てっきり全国大会でも2部門別々にグランプリを選ぶのかと思っていたら
それは私の勘違いで、グランプリ大会は2部門の混合で争われ
グランプリはやはり一人だけなのでした。(^_^;)
演歌とポップスの上手さを同じ土俵で比較するのは無理があるのでは…。


桐生麻未さんも文句のつけようがないほど上手かったのですけど
個人的には、Superflyを歌って準グランプリになった大学生・千北恵美(ちぎた・めぐみ)さん
圧倒的な天性の上手さを感じましたし、3位の宮田明奈さんの澄んだ声にも癒されました。