二葉百合子 記者会見で引退決心の理由を語る
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15日の一部報道では、既に引退してもう歌わないみたいなニュアンスで書かれていたのですが
これから一年かけてコンサート活動等も行い、来年の3月で正式に引退するとのこと。
その後も、後進の指導は続けるそうです。
75年ものあいだ歌を続けてこられた積み重ねの重みも、
そして引退を決意するに至った経緯も、私のような若輩者が想像したところで
推し量ることはできませんが、長年考え続けた末のことだと思います。
引退というよりは、「勇退」という言葉が相応しいのではないでしょうか。
会見の最後で、1963年に結婚した夫でマネジャーの大村忠氏(79)があいさつした。大村氏は
「本人が『人間は年をとっていくのだから、のども必ず衰える。
自分は歌がおかしいと言われてからやめるのは嫌だ』と前から言っていた。
私も前から共感しておりました。今、責任が持てる歌が歌える自信がある。
今年1年は、やらせていただきます」。
(日刊スポーツの記事より引用・太字化は引用者)
自分で納得いくものが出来ていないと知りながら
お客さんに聞かせなければならないのは
芸能を生業とする人にとって、相当つらいことのはず。
そうなる前に惜しまれながら引退するのがいい形なのかもしれません。
一流は引き際を知る、ということでしょうか。
ボロボロになってもステージに立ち、衰えた声で歌い続けた人もいました。
出来に納得がいかず、舞台から降りたその場で引退を表明した噺家もいました。
どれが正しいということではありません。
元気なうちに引退するのも、また美学なのでしょう。
私事ですが、小学生低学年の頃、父親が町のレコード屋に行くのについていって
そこで買っていたのが「岸壁の母」のドーナツ盤でした。
(年代から考えても、さすがに菊池章子ではなく、二葉百合子だったと思います)
父親がレコードを買うこと自体珍しく、また「ガンペキのハハ」という
妙な響きのタイトルだったので幼心に印象に残っていたのですが
なぜか家でそれが流れていた覚えはないのでした。(^_^;)