毎日新聞記者・川崎浩氏による「また君に恋してる」ヒット分析


・川崎浩の音楽の壺
 「また君」の椿事1 ◇「また君」が問うたものは何か? (毎日新聞


毎日新聞文芸部の名物ベテラン記者、川崎浩氏の長文コラム。
坂本冬美また君に恋してる」の現在の状況と、
世に出てからどう扱われていたかの経緯を詳しく説明しており、
演歌・歌謡を愛するゆえの皮肉も交えた川崎節が炸裂している印象です。


ネット上には「コブシを抑えた歌唱だから」「金スマで紹介されたから」といった
底の浅ーい理由で語られる記事しかなく
辟易していましたので、これは大変読み応えがありました。
川崎氏は以前から「うたばこ」というコラムを書いておられますが、
こちらも前からあったコーナーなのでしょうか? 


記事に書かれている通り、「また君」は
これまでの演歌ヒットの定石をことごとく覆すものです。それは、もしかしたら
従来の演歌プロモーション手法の敗北を意味するかもしれませんけど。


楽曲そのものについての分析は次回みたいです。楽しみ。(^_^)


私なりに考えていることはあるのですが
キーワードを箇条書きであげるとすれば…。


・先にビリーバンバンの曲がある程度浸透していた布石
・「いいちこ日田全麹」CMの映像美とオンエア回数
・CMで流れる際の“音圧”
・明確なメッセージを含んだサビと同一の曲タイトル
・えっ、坂本冬美なの? マジで? じゃあこれって演歌なの?


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・世代を超えて 坂本冬美さん「開花」 (サンケイエクスプレス)


こちらの記事は、淡々と状況を述べるにとどまっており
なぜ売れたのか?にはふれていません。