読売新聞に水森かおりインタビュー
・水森かおり 新曲「松島紀行」 ご当地ソングは「使命」 (読売新聞)
「フィギュアスケートに例えれば、4回転ジャンプが跳べるのに、
それを封印してプログラムを組み立てるようなもの。
ファルセットなしで、聞かせ所をどう伝えるか。前に進んでいくための挑戦です」
(読売新聞の記事より引用)
「松島紀行」では、これまでのシングルに必ずあったファルセットを
一回も使っていないことについて、上記のように説明しています。
おぉ。なんとわかりやすい例えでしょうか。
ファルセットというのは、メロディ高音部を歌う時に使う裏声のこと。
私も歌の難しいことはわかりませんが、最初から最後まで地声で歌うよりも
要所要所に裏声を使うことで、より繊細さや透明感が出て印象的になる… と考えればいいのかな?
最大のヒット曲「鳥取砂丘」を例に上げれば
♪とーっとーり〜ぃ さきゅうの〜
の「り〜ぃ」と上がる所、そして「さ」の所、ということになるでしょうか。
といっても、水森かおりをはじめ多くのプロの歌手たちは、ごく自然に
地声からファルセットへと、境目を感じさせることなく歌う技術を持っているので
「ここ地声で歌ってますよね?」「いえここもファルセットなんです」なんてことがあります。
一般人がカラオケで歌う時に、高い声が出ないからと
ムリヤリ細い声で歌う裏声とは大違いです。
「松島紀行」紅盤 水森かおり (c/w「虹の松原」) |
「松島紀行」白盤 水森かおり (c/w「黄昏のタンタラス」) |