小林幸子、日本コロムビアと契約解除 自主レーベルでCD発売へ?


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・幸子、インディーズで新曲発売目指す
・焦り、不満…幸子 レコード会社と自ら契約解除へ
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・小林幸子、日本コロムビアとの契約解除
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・幸子、「日本コロムビア」と契約解除
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・日本コロムビア 小林幸子との契約解除
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私も詳しい事情はわかりません。以下、報道をひと通り読んだうえでの素朴な感想です。
的外れな内容になっている可能性もありますのでご了承を。


経緯の説明や、見出しの付け方、文章のニュアンスが報道記事によって微妙に違っており、
どれを読むかで読み手が持つ印象が大きく違ってきそうです。
たとえ契約解除を言い出したのが幸子プロ側なのだとしても、
コロムビアと話し合いを重ねて、双方合意した上での結論のはず。
契約解除、というのはどちらにとってもつらく厳しい選択です。
「恩を忘れて」といった表現は、小林幸子が一方的に悪いような印象を与えますし
必要以上にイメージダウンを図ろうとしているように感じます。


紅白に出場できる可能性を少しでも大きくしておきたいのであれば、
コロムビアによるバックアップ、すなわち日頃の
NHKに対するプロモーションが重要です。
仮に自主レーベルから新曲を発売しても、これまでのように
コロムビアからNHKへのプッシュがあった時とは違うわけですから
NHK歌謡コンサート」で歌う機会を得るのも難しいでしょう。
歌謡コンで一度も歌われていない曲を、紅白で歌えるとは思えません。
そんなことは小林幸子だって百も承知のはず。
なのに契約解除をしてまで新曲を出すことにこだわるのは
すごく違和感を覚えるんですよね。


で、これらの記事はほぼすべて
「その年に新曲を発売しないと、紅白に出られない。だからこそ小林幸子は焦っているのだ」
ということを大前提に書かれています。


…えーと。


そこには誰も疑問を感じないんでしょうか?
紅白の選考基準って、そーゆーものなんですかね?
誰かNHKにツッコミ入れる人はいないんでしょうか?


紅白に出場する演歌歌手は、新曲をきちんと出していても
過去のヒット曲を歌う(歌わされる)人が大半です。
その年に発売した新曲をヒットさせた人が出場している、なんて
視聴者は誰も思っていないでしょう。
売れようが売れまいが、「今年も新曲を発売した」という既成事実が
出場への第一関門として必要、ということなんでしょうか?
小林幸子は、その年に発売した新曲を歌うことがほとんどでしたから
彼女に限ってそういう条件があった、と推測することもできますが…。


仮にそうなのだとしても、コロムビア
小林幸子との契約は続けたまま、ひとまず「絆坂」はお蔵入りにして
(今の彼女に楽曲イメージがそぐわないのは事実でしょうから)
別の楽曲を制作し、コロムビアから発売するという選択肢も当然あったはずです。
予算の都合で制作費がどうしても捻出できないのであれば
過去に出した楽曲を新録音するとか、カップリングだった曲をA面曲にするとかして
新曲として発売することもできたのではないかと。


そうしなかったのは何故なのか…。


「どうしてもCDを発売したい」
「いやこの状況では難しいです。まずは前社長との問題を解決してください」
という理由だけではないような気がします。(それが最大の争点だったとしても)


エンターテイナーとしての小林幸子さんの才能や魅力に何度もふれた私としては
今の状況は心苦しいです。できるだけ早く騒動が収まることを望みます。