北島三郎「お客様に来ていただけるからこそステージセットに金をかけて豪華にできる」と感謝


・「ごちそうさまでした」北島三郎の名言に込められた“大衆芸能の本質”


「ごちそうさまでした」。


自分自身をはじめ、大勢の座員やスタッフを
お客様からいただいたお金で食べさせているという責任感を
ややユニークな言い回しで表現したと言えそうです。
これ、言い方によっては非常にイヤらしくなりかねないんですけど、
劇場公演を46年続けてきた実績と、まさに満席の明治座客席を前に言うことで
説得力を増しているように感じます。


北島三郎の劇場公演のチケットは約1万5000円と、決して安くはありません。
にもかかわらず、約一ヶ月の公演期間を満席にできる集客力があります。
本格的な芝居、脇を支える一流の役者、生バンド、大勢のダンサー、大仕掛けの舞台装置…。
多くのお金をいただいている分、それに見合うだけの、いやそれ以上の
より素晴らしいもの、より豪華なものを見せて
お客様に還元し恩返ししたい、という姿勢なのですね。(^^)


ただこの記事で引っかかるのは、
三波春夫の「お客様は神様です」という有名な言葉を引き合いに出している所。
芸事をする人間はお客様あってこそ、という意味ではその通りですが
三波春夫があの言葉を発した真意は、商売とかお金とは
また別の次元のところにあると聞いています。↓


三波春夫オフィシャルサイト
 「お客様は神様です」について