「夏美がゆく!」川野夏美の才能がぎっしり詰まった絶対オススメのイラストエッセイ


「夏美がゆく!」総集編をやっと入手しました。


川野夏美イラストエッセイ「夏美がゆく!」


「月刊カラオケファン」で約13年半、全163回にわたって連載された
川野夏美による、マンガ形式のエッセイです。2014年9月にようやく単行本化されました。


自分自身の歌手としての仕事ぶり…というよりは
それ以外のなにげない日常や、子供の頃の思い出等が
とてもわかりやすく、読みやすく、ユーモアたっぷりに描かれています。
連載していた頃は、本当に本当にこのページが大好きで、
毎号楽しく読ませていただきました。


川野夏美イラストエッセイ「夏美がゆく!」


さてこの総集編、163回すべてを収録しているのはもちろん、
単行本化にあたって追加したページも含めた、全360ページ。かなりのボリュームです。
もともと私は文章も漫画もじっくり・ゆっくり読むほうなのですが、あらためて読んでも
エッセイ一回あたりの情報量が盛りだくさんで、一気に何編か読むと、それだけで疲れます(笑)。


当たり前ですが内容は連載当時のままなので、
あぁ、あの曲を発売した頃はこんな事があったんだっけ、
そうそう、こんな珍事件あったよな…と
当時に戻ったような気持ちで楽しく読めます。


追加ページは、スタジオ撮影した撮り下ろしのグラビア写真や、
(表紙のような元気でやんちゃな姿、大人っぽいドレス姿、など)
幼い頃の写真が載っている、バイオグラフィーも。
クラウンのオーディション用に送ったという写真(15、6歳の頃?)が
顔が丸々としててちょっと衝撃でした(笑)。


川野夏美イラストエッセイ「夏美がゆく!」


また巻末には、現実の川野夏美と、エッセイの中の自身のキャラクターであるなっちゃん
そしてその分身であるカエルのキャラクター「ケロ美」が、
連載を終えた感想を語るという、三者によるちょっと不思議な座談会ページも。
実質すべて川野夏美自身なわけですが、彼女の中における
三者の関係性・位置付けが明確に語られているくだりがあって、
あぁなるほど、とすごく納得しました。


川野夏美イラストエッセイ「夏美がゆく!」


これで定価2,000円(税込)。
川野夏美のデビュー以来の歳月の記録と、豊かなイラストの才能、
読者を楽しませるための“伝える”才能が、ぎっしり詰まった作品。
値段をはるかに上回る読み応えがあると思います。オススメです。(^^)


ただ一つ、残念なのは…。


製本にあたって、使われている紙が薄すぎて、
裏写りというか、裏面どころか、次のページまで透けて見えることです。薄すぎる…ッ!


川野夏美イラストエッセイ「夏美がゆく!」


いや、このページ数で、もう少し厚みのある紙を使っていたら
本全体がかなりの厚み・重さになってしまうので
それを避けるためであろうことは想像できるのですけど、ちょっと読みづらい…。_| ̄|○
いや、慣れれば十分気にせずに読めますけどね…。


川野夏美イラストエッセイ「夏美がゆく!」


2013年に発売した「悲別〜かなしべつ〜」がロングヒットし、
続く「雲母坂〜きららざか〜」も好評で、大人の女性歌手としてさらに人気がUPしている川野夏美
歌の魅力はもちろん、このイラストエッセイで
彼女の人柄や才能にぜひふれていただきたいと思います。(^^)


この本は、書店での一般発売はしておらず、
所属事務所のクラウンミュージックで注文を受け付けて販売しています。
必要事項を明記のうえ、現金書留で 2,000円+送料200円を送金すると本が送られてきます。
ファンクラブ会員でなくても購入可能。
お問い合わせはクラウンミュージック(電話 03-6381-7799 )へどうぞ。


・「夏美がゆく!」総集編 案内チラシ(PDFファイル)
 http://www.crownmusic.co.jp/artist/kawano/pdf/20140905natsumigayuku.pdf


川野夏美オフィシャルブログ
 http://ameblo.jp/kawano-natsumi/


(関連記事)
・川野夏美 イラストエッセイが待望の単行本化へ (2014/08/24)


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