林あさ美 新曲「恋してオモナ」発表会@池袋サンシャインシティ噴水広場



・林あさ美 オモナをカバー


・林あさ美「恋してオモナ」発売記念ミニライブ


恋してオモナ」は、韓国でチャン・ユンジョンが歌って大ヒットした「オモナ」のカバー。
原曲を歌ったチャン・ユンジョンは、4月26日のNHK歌謡コンサートに出演してこの曲を披露しています。
オモナとは、日本語で「あら、まぁ!」といったところ。女性がいろんなシチュエーションで使える、
驚き、喜びなどを表すオールマイティな感嘆詞らしい。


とは言っても、韓国でも最初から順風満帆に売れたわけではないようです。
原曲の「オモナ」は、韓国で“トロット”と呼ばれるジャンルで
いわば日本における演歌・歌謡曲にあたるらしいです。
( どういう曲調を指して呼ぶのか、定義は不明。“韓国の演歌”という書き方を
  されることもありますが、おそらく、ド演歌とは違う“歌謡曲”であろうと推測されます )


トロットは韓国でもちょっと時代遅れの音楽という捉えられ方をしているらしく、
若者もほとんど聴かない。チャン・ユンジョンも最初はいろんなメディアに
「トロット歌手なんでしょ?」と冷ややかな扱いをされ、悔しい思いをしながら
1年近くも地道に各地をまわって「オモナ」を浸透させる活動をしていたようです。


へーぇ。なんだか、曲調の違いこそあれ、日本の若手演歌歌手が
置かれている状況と非常によく似ています。面白いよなぁ。(^_^;)


それがどういうわけか、若者まで巻き込んで大ヒット。
従来のトロットのイメージを覆す、若くてキュートなチャン・ユンジョン
洗練された魅力が人々の心を捉えたのでしょうし、
後で携帯電話のCMソングに使われたことも人気を加速させたようです。(参考記事01)(参考記事02
でもやはり、最大の要因は、軽快で楽しい楽曲そのものの力だったのでは。
(ネット上で調べただけのにわか知識ですので鵜呑みにしないように↑)


今回、「林あさ美が韓国の曲をカバーする」と聞いて
「ブームに乗って、また企画っぽいことをやるの?」と思ったものですが
なかなかどうして、すごくハマってるじゃないですか。 (^_^)
韓国ブームで広く知られるようになった言葉とはいえ、日本人歌手がこれほど「サランヘヨ」と
ハッキリ歌ったのも、チョナン・カン以来でしょう。


正直言って、ここ数年の林あさ美のシングルについてはどうも方向性が定まっておらず、
楽曲に恵まれてないなぁ…という印象が拭えませんでしたが
「恋してオモナ」は、久々に彼女のキャラを活かした好楽曲だと思います。
(オリジナルでこういう曲を作ってやれなかったことが、ちと悔やまれますが)
PVの中で、踊ったり演技したりするあさ美ちゃんの楽しそうなこと。(^_^)