演歌を目の敵にするマスコミ


週刊新潮」立ち読み。「初出場 北山たけしって誰だ?」
おーおー。相変わらず悪意たっぷりの紅白批判ですな。


前半では、スキウタ中間発表に3曲(「潮来笠」「霧氷」「いつでも夢を」)も
入っていながら結局出場がかなわなかった
橋幸夫に対して「かわいそう」というスタンスを見せておきながら
後半では、梨元勝氏のコメントを借りる形で北山たけし批判。
じゃあ橋幸夫が出場していたら納得したのかよ。やれやれ。ヽ(´ー`)ノ


俺は「盆ダンス」は好きですが、今年の売上実績は北山くんのほうがはるかに高いでしょう。
できれば「男の出船」よりは「片道切符」のほうを歌ってほしいですが。


ただ、知名度でいえば演歌界以外ではどうしても低いでしょうし、出場が決まってうれしい反面、
正直言って「時期尚早だったんじゃないか」という思いは強いです。
誰にも文句を言わせないくらいの大ヒット曲を出してからのほうが
北山くんにとってもよかったんじゃないかと…。


俺だって、スキウタの実施とその結果の反映に関しては大いに問題ありだと思いますし
結局、いつもと同じ大御所・常連ばかりとなった演歌勢の顔ぶれにはガッカリしましたし
高い売上実績と知名度・人気がこれほど不自然に結びつかない新人演歌歌手も珍しいと思うのですが、
だとしても、「自分の勉強不足かもしれないが初出場歌手の半分以上は名前を知らない」
と開き直るような梨元氏に北山くんだけ名指しで批判されたり、
あまつさえデカデカとタイトルで「誰だ?」と書かれる筋合いはないと思うのですよ。


演歌歌手の初出場があると「誰これ?演歌歌手?知らねー」と芸能記者が騒ぐのは
いつものことで、石原詢子水森かおりの時も同じでした。
それはあんたらが知らないだけじゃん芸能記者ならもっと幅広く音楽チェックしとけよ。


紅白を批判する時にスケープゴートにされるのは、なぜか決まって演歌歌手です。
知名度が低い」「今年は実績がない」「事務所の力で強引に」「視聴率もそこだけ低い」…
他のJ-POP歌手やベテランフォーク歌手にだって同じことが言える人がいるというのに、
わざわざ演歌歌手だけそうであるかのようなイメージを与えようとしている気がします。
正しい分析に基づく批判は甘んじて受けるべきですが、明らかに
記者の無知や悪意に満ちた恣意的なものも多いので、憤りを感じてしまうのです。