レコード会社跡地を探訪@溜池 東芝EMIと日本クラウン


旧・東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)といえば、昨年まで赤坂2丁目に本社ビルがありました。
溜池交差点のすぐ側で、地下鉄・溜池山王駅のほぼ真上に位置する黒っぽいビルは
威風堂々として独特の存在感を放っており、邦・洋含め数々の有名アーティストを擁する
大手レコードメーカーとして音楽業界への憧れを感じさせたものです。
そんな同社は、2008年2月に赤坂Bizタワーに移転。元のビルは現在どうなっているかというと…


 
写真左:東芝EMI本社のあった場所。写真奥にあったビルもなくなっています。
写真右:溜池交差点付近から。左奥に見えるのは山王パークタワー。(2009年4月中旬撮影)


完全に解体されていて、影も形もありません。既に新しいビルの建設工事が始まっていました。


ありし日の東芝EMI本社ビルの姿は、Wikipedia
「EMIミュージック・ジャパン」の項目で見ることができます。
・Wikipedia ファイル:TOSHIBA EMI 2007.jpg


1Fの道路側は大きなガラス張りになっていて大変明るく、天井も高くて
開放感のある打ち合わせ用のロビーが好きだったのですが、もう記憶の彼方です。


では、同じく溜池交差点のすぐ近く、かつて日本クラウンのあったビルはどうなっているのでしょうか。


 
ビルの目の前にあるのは、都営バスの溜池バス停。(2009年4月中旬撮影)
2006年3月の日記で掲載した写真と比較してみてください。


本社はここから青山へ、さらに渋谷へと移転。
その後もしばらくレコーディングスタジオ(CRS)は機能しており、建物の入口付近には
北島三郎をはじめとする歌手のポスターが飾られていました。しかし、CRSもやがて閉鎖。
今はシャッターが閉まっていて、かつてここがレコード会社であった面影はまったくありません。