演歌にケンカ売ってる? ディーガ向け「ミモーラ」のCM


わざと挑発的なタイトルの日記にしてみました。↑
見ると苦笑いしてしまいますが、よく出来たCMだと思います。



ディーガ ミモーラ CM 「音楽番組篇+オリンピック篇」(60秒)


Panasonicのレコーダー「ディーガ」向けの有料サービス、「ミモーラ」だそうです。
http://me-mora.jp/


音楽番組やスポーツ番組を録画する時、シーン毎に分割して
自動的に内容に沿ったタイトルをつけてくれるサービスだと思います(たぶん)。
後から再生する時、必要な所をすぐに見つけ出せるので便利ですね。


このCM、電車内のモニター画面などで見られるそうです。(テレビでも流れているのかは不明)
録画した音楽番組から、ムード歌謡歌手と、演歌歌手が出ている場面が早送りされてしまいます。
(もちろん、映っている歌手は本物ではなく、架空の存在です)
なんだかケンカを売られている気がしなくもないですが
誰だって、興味のない歌手はすっ飛ばして
とっとと自分の好きな歌手が出ている場面を見たいわけで
「演歌」と「男の子アイドルグループ」という、対照的なジャンルの歌手を提示することで
CMの意図がわかりやすく伝わってくるので、まぁいいんじゃないでしょうか。
マジメに熱唱している演歌歌手の描写もリアルでいいですね。


ただ、「演歌は早送りされて当然=つまらない」といった価値観・メッセージを
映像から受け取ってしまう人も少なくないと思います。
CMが不特定多数の人に見られる以上、ミモーラを利用するしないにかかわらず
演歌ファンを敵にまわしたことを、Panasonicは覚悟すべきかと(笑)。(←大げさ)
ターゲット層として最初から眼中にないんだろうから、
どう思われようが構わないのかもしれません。


さて、CM映像をよーく見ると、架空の歌手・番組名が表示されています。


 録画している音楽番組 = 「ヒット音楽大賞」
 男性歌手 = ムード関根「ハンカチーフのあなた」(作詞・作曲:日下部秀俊)
 女性歌手 = 町田恋路「未練の鬼」(作詞:前田径成 作曲:東秦寛)


うーん。人名の元ネタが何なのか、さっぱりわかりません(笑)。


キュルキュル流れている音声は、しゃべり声の早回しで
音楽が流れている様子はないので、CM用に曲を実際に作ってはいないと思われます。


ちなみに男の子3人組の名前は Hi Touch Boy で、曲も「ハイタッチ・ボーイ」。
わざわざ一時停止してそんな所まで見ているのは日本中で私くらいですねきっと。(^_^;)