森山愛子&ジェロ、群馬県南牧村を旅する


テレビ東京「にっぽんの原風景へ…限界集落を行く!人情ふれあい旅」。
限界集落とは、高齢化が進んでいる町。
森山愛子とジェロが、群馬県南牧村(なんもくむら)へ。高齢化率日本一だという。平均年齢62.5歳。



75歳の男性・とらおさんが作る、焼きたてのパンをいただく。「とらおのパン」。
なぜかホラ貝や尺八を吹いてみせるとらおさん(笑)。
その後、自然薯を作っているおばあちゃんに話を聞いたり。
送迎バスがいて、これから活性化センターで輪投げ大会をやるというので行ってみることに。
お年寄りが100人くらい集まる村の一大イベント。たくさんのお年寄りにインタビュー。
二人で舞台へ。カラオケで「海雪」を歌うジェロ。二人も輪投げ大会に参加して大盛り上がり。


「道の駅 オアシスなんもく」へ。そこへ偶然、さっきパンを作っていたとらおさんが。
とらおのパンも納品されて売っていた。とらおさんの奥さんはそこで働いていた。
村には美しい滝がたくさんあるという。その中でも「線ヶ滝(せんがたき)」が
ふきのとうが150円。安い!と驚く森山。「ふき味噌にすると美味しいんですよね」


大日向集落へ。ケーブルテレビ「なんもくふれあいテレビ」がある。
わずか3人で運営。アナウンサーやカメラマンを兼ねてやっている。
村役場へ行き、村長にあいさつ。なんと、村長はとらおさんの奥さんの弟だった。


「炭ラーメン」の看板のあるお店へ。本来は和菓子屋さんで、炭まんじゅうなどを作っている。
ご主人は、小さい頃お腹をくだすと木炭の粉を薬がわりに飲まされたという。
麺に炭を練り込んだ炭ラーメンは、村おこしのために考案したもの。
炭ラーメンが食べられる食堂・千歳屋へ。炭ラーメン以外にも、炭ギョウザ、炭焼きそばがある。
南牧じゃ、80歳にならないとお年寄りっていわないんですよ」


村に唯一の小学校へ。ジェロは昔、アルバイトで小学校で英語を教えていたことがあるという。
「人気のある先生じゃなかった。子供たちがまったく言う事を聞いてくれなかった(笑)」
校長先生も突然の訪問に驚きつつ、卒業式の予行練習を二人は見学させてもらうことに。
そこで歌う曲を、森山愛子も知っているというので一緒に歌うことに。
「Smile Again」という曲。全国の学校で卒業ソングとして歌われているという。
休み時間、校庭で子どもたちに話を聞くと
友だちたちから「将来オペラ歌手なりたいんだよな?」という感じで無理やり歌わされる男の子。
鳩ポッポの歌を演歌っぽくこぶしを回して披露するジェロ(笑)。


廃校になった中学校校舎を利用し、子どもたち自然体験が学べる「ぐんま山森自然楽校」へ。
森山愛子が火起こしを体験。火打ちの道具を使って、枯れ葉に火を着けることに成功。


渓流沿いを歩いていると、民宿を発見。「体験型民宿 かじか倶楽部」とは、
そば打ち、こんにゃく作り、川遊びなど。大人も子供も。
囲炉裏で焼いた鮎をご馳走になりながら、
石原裕次郎が好きだというご主人のために「北の旅人」を歌うジェロ。


そこへ、なぜか外から演歌のイントロが流れてきて…!?
イントロを聞いただけで「なぜ水森(かおり)さんの曲が流れてるの…?」とジェロ。
気になって表へ出ると、トラックが止まっていた。「引き売り」。いわゆる移動販売。
魚、肉、野菜などの生鮮食品からお惣菜、お菓子など。
「生鮮食品あんどう」。演歌に詳しいご夫婦とご挨拶。
「演歌が流れてきたので気になって出てきました」「ジェロさんの曲じゃなくてごめんなさい(笑)」。
トラック荷台の扉を開けると、銀色の業務用ショーケース型冷蔵庫に、なんと水森かおりのサインが!(笑)
しかも日付は3日前(2013年3月10日)。ジェロは2日前に水森に会ったばかりという。



ジェロと森山愛子もサインを追加。お菓子やイチゴや焼き鳥をもらう。
水森かおり安芸の宮島」をスピーカーで流しながら、去っていくトラック。
一緒に口ずさみながら見送る森山。
「なんかさー、この町にさ、バーンと水森さんの曲が流れて、それを聞いてさ、
 『あっ(移動販売が)来た!』と心待ちにしている人がいるんだなと思ったら、なんか感動しちゃった」


演歌が生活に根ざしていることが伝わってくる、いいシーンでした…。(^^)