北島三郎、通算50回出場を機に紅白歌合戦から“勇退”を発表 晴れやか記者会見


<朝の時点で、会見が予定されていることが報じられる>
・北島三郎 紅白引退「後進へ道を譲る」 5日緊急会見
・今年で節目の50回…北島三郎、5日に紅白“卒業”会見


<夕方に都内で記者会見>
・北島三郎が会見「50回で線を引く」今年が最後の紅白
・サブちゃん最後の紅白「まつり」だ!会見で表明
・師匠の船村先生に「50年か、いや立派だ」褒められた…北島三郎に聞く


・北島三郎 紅白から引退を表明
・北島三郎 紅白卒業を正式表明
・紅白引退の北島三郎と一問一答


・北島三郎、紅白“卒業”を表明「50回を一つの区切りに」
・北島三郎、2年前にも紅白引退決意していた…東日本大震災で翻意
・サブちゃん紅白引退会見 「最後は“まつり”で」有終大トリ


・北島三郎「後進に道を譲る」50回出場節目に紅白引退
・【北島三郎に聞く】丈夫に産んでくれた両親に感謝


・サブちゃん今年で紅白卒業「春に決めた」
・北島三郎が紅白引退 出場50回まつり締め

・サブちゃん 最後の紅白 区切りの50回出場 後進に道


・紅白卒業の北島三郎 潔く「後輩に道を譲る」


・北島三郎、紅白卒業宣言「線を引く」 (日テレNEWS24
・北島三郎 :「壁になっているのも悪い」紅白引退会見で理由語る (まんたんウェブ
・北島三郎「NHK紅白歌合戦」出演を今年限りで卒業、歌手活動は継続 (Musicman-net)
・北島三郎、今年が最後の紅白「後進に道を譲るのも役目」 (ナタリー)


・北島三郎、今年で紅白引退を発表 歌手活動は継続
・【一問一答】北島三郎、半世紀の紅白を振り返る 昔は「合戦」今は「ファッション」
・北島三郎、紅白引退は自ら進言「自分で決めたから寂しくない」


オリコンのYouTube動画
[http://www.youtube.com/watch?v=RYfrnKwhtv4:movie:w400]


<NHK側のコメント>
・北島三郎 NHKにとっても重要事項だった紅白引退
・NHK、北島大トリは「分からない」
・北島三郎、“最後”の紅白は「まつり」で大トリ? NHK側明言避ける
・北島三郎 : NHK会長が紅白引退に思い語る 「素晴らしい方」 (まんたんウェブ)
・北島三郎 :紅白引退にNHK「とうとうきたかと寂しさはある」 「まつり」は候補曲の一つ (まんたんウェブ)


・北島ファミリー山本譲二「さすがの決断」
・北島三郎“紅白引退”が招く演歌勢の弱体化 小林幸子は県民栄誉賞も…


会見でご本人は「50回を区切りに一本の線を引く」という表現を一貫して使い、
「紅白を引退する」「紅白を卒業する」といった言葉は最後まで使わなかったそうです。
歌は辞めるつもりはない、と歌手活動の続行はあらためて強調。


実際、11月下旬に「紅白を引退へ」という報道が飛び交った時、ファンからは
心配の声とともに、「歌手そのものを引退するのか」と誤解する声もたくさん寄せられたようで
できるだけネガティブな言葉遣いをしないよう、配慮したのかもしれません。


50回という前人未到の通算出場回数。キリがいいのに加え、
時代によって内容・演出が変化していく紅白における自分の立ち位置の変化、
そして演歌の後進たちへの道を示すことを考えた末のことでしょうか。


ニュースの写真を見ても、晴れやかな表情がほとんどで、
その顔から寂しさや名残惜しさといったものは感じられません。
まだ十分に歌えるのに、これ以上出場しないことを自らの意思で決めた…ということで
ここは引退でも卒業でもなく、やはり「勇退」という言葉を使いたいと思います。


「定期的に健康診断はおこなっていて、幸いどこにも異常はない」


と、紅白勇退の理由が健康上のものではないことも強調。
ただ、いわゆる座長公演についても「体力的にきつくなっている」と本音を漏らし、
来年は予定が既に決まっているが、それで最後になるかもしれない、とハッキリ述べたようです。


「プロですから、お客さまの前でお見せできないほどに
 歌が衰えたと感じたら、その時はキッパリと辞めます」


という意味のことも言ったそうです。


御年77歳。そのおトシで、座長として毎日主役でお芝居を演じ、歌謡ショーで歌う、
そんな約一ヶ月の公演を年3回行っているだけでも驚異的です。
いくら身体が丈夫で健康であるとはいえ、普通に考えたら働き過ぎですよね。(^_^;)


さて紅白に話を戻すと…。
日本歌謡界で長らく第一線で活躍する北島御大が、紅白歌合戦という最高峰の音楽番組で
歌い上げる、日本の文化、自然、暮らしをテーマにした歌。
その姿には、音楽の嗜好を超えたレベルで、やはり胸を打たれるものがあります。
大晦日に、それを全国の人が同時に見ている。まさに「ニッポン」を感じる瞬間です。


「サブちゃんを紅白で見ないと年が越せないよ」というのは
決して大袈裟な誉め言葉ではなく、大舞台を任される責任と期待に応える
見事なパフォーマンスを長年見せてきてくれた彼に
我々が絶大な信頼感を得ているからこそ、そう思うのではないでしょうか。


北島御大が歌う紅白は、今年で見納め。
それは、紅白歌合戦という番組の持つ長い歴史において
大きな転機となることは間違いありません。
その熱唱を、心して目に焼き付けたいと思います。