『NHK歌謡コンサート』 1/31放送分 曲目
「輝け!期待の新星たち」
1.丘みどり「河内おとこ節」
2.松原健之「夕焼け雲」
3.つきよみ「木綿のハンカチーフ」
4.川中美幸「ふたり酒」
5.長谷川真吾「よろしく哀愁」
6.田中アキラ「君恋し」
7.沢田美紀「涙そうそう」
8.前川清「長崎は今日も雨だった」
9.丘みどり「おけさ渡り鳥」
10.長谷川真吾「真っ赤な純情」
11.つきよみ「ゆめのあと」
12.松原健之「金沢望郷歌」
13.沢田美紀「タイムマシンの恋人」
14.田中アキラ「俺と一緒にいかないか」
15.川中美幸「歌ひとすじ」
16.前川清「愛と戯れの隣りに…」
丘みどり http://www.vap.co.jp/enka/oka/oka.html
おなじみのヘソ出しルックではなく、前もって情報が流れていた通り、着物姿。
デビューして以来、着物を着て歌うのは初めてのはずですが、自然な着こなし。
民謡を習っていたというから、着物を着る機会は多かったのだと思いますけど。
無数の花がデザインされ、肩から足元の裾および振袖にかけて
白(薄いピンク?)から赤へと色が濃くなっていくグラデーションが美しい、
彼女の若さに相応しい華やかな振袖の着物でした。
帯は光沢のある黒っぽいもの。頭の左右に付けていたのは椿の花かな?
「兵庫県出身の丘みどりです。もう今は、歌っている時が
何よりいちばん(と、人差し指を立てる)幸せです。
5歳の頃から習っていた民謡をいかして、
今日は元気いっぱい頑張りたいと思います。よろしくお願いします!」
(何か民謡をひと節やって、と言われて)
「ハイ。ではちょっとだけ。 ♪はぁ〜〜〜 ひと〜つ〜 うたい〜ましょう〜ぉ」
今日の若手の中でいちばん堂々としていて、声も出ていて、笑顔も自然でした。
自己紹介も、カメラをまっすぐ見て、ちゃんと抑揚がついてて上手かったし。
初出演でこれだけ実力を発揮できるのだから、なかなかの逸材です。
ヘソ出し衣装は奇抜でインパクトがありましたが、初めての着物姿の似合うこと似合うこと。
ちゃんと曲にもマッチして、若さあふれる立派な正統派演歌歌手でした。(^_^)
長谷川真吾 http://www1.odn.ne.jp/atom/shingo.html
ステージではおなじみの、赤いジャケットに白のストライプのシャツ、黒いパンツ。
おぉ今日は二重まぶたもバッチリ(笑)。右手にホワイトバンドとか3本くらいしてたみたい。
「鳥取県出身、よな…
(言い直して)鳥取県米子市出身、長谷川真吾です。ダンスを混ぜながら歌っています!」
(川中) 「あら、ダンス? ちょっと見てみましょうよ。前川さんは真似しないでね(笑)」
(阿部アナ)「ではいきましょう、ミュージックスタート!」
阿部アナにマイクを預け、HIP HOP風(?)のトラックに合わせてステップ&ダンス。
「真っ赤な純情」を歌ってる時は、もちろん女性ダンサー4人がついてました。
客席から「シンゴー!」のかけ声もハッキリ聞こえてましたね。(^_^)
つきよみ http://columbia.jp/tsukiyomi/
「つきよみボーカルの小笠原愛です」
「つきよみバイオリンの石井貴子です」
オーディションをきっかけに知り合った二人。今では休日も一緒に過ごすほど仲がいい。
そんな中で、新たな発見があったとか。
「二人で話している時に(小笠原の)家に尺八があるよ、という話になって、
そしたら(バイオリンで)そういう(尺八の)音を出せるよ、って言うんですよ」
さっそく石井が実演。「荒城の月」のメロディを尺八風の音で奏でる。確かに尺八そっくり。
ちなみに、ライブで本人が話していたんですが、ボーカル・小笠原愛は
母親が民謡歌手で、父親が尺八の奏者なんだそうです。だから家に尺八があったんですね。
彼女たちの生演奏を何度か聴いたうえでの感想なのですが、
石井貴子は、バイオリンの音をハズすことがちょっと多いのではないでしょうか。
ミスタッチとかじゃなくて、音感の問題だと思うんですが。俺の耳がヘンなのかなー。
松原健之 http://www.itsuki-hiroshi.co.jp/schedule/matsubara.html
深い紫色の別珍ジャケット。トークは終始ニコニコ。もう少し締まりのある表情をしても
バチは当たらない気もしますが、それが彼の持ち味ですよね。(^_^)
「(客席から野太い男性のかけ声) ありがとうございます。静岡県袋井市出身の松原健之と申します。
(今度は女性の声で「たけしー!」) ありがとうございます。
昨年の9月にデビューしたばっかりで緊張していますけれども、
皆さんの心に届くように頑張りたいと思います」
作家・五木寛之との出会いで運命が変わったという。
「五木寛之先生が原作・脚本をされた舞台(『旅の終りに』のこと)で
新人歌手の役をやらせていただきまして。とても貴重な…」
当時、五木氏が松原を芝居に抜擢した時のコメントを読み上げる阿部アナ。
“テストをしてみると、めっぽう歌が上手い。清潔感もあり、ルックスもそこそこ。
芝居は素人だが、思いきって出演してもらったら、意外な拾い物だった。
歌の途中で客席から拍手がわくというのは、かなりの才能だろう”
(会場拍手)
「ありがとうございます。先生の言葉に恥ずかしくないように頑張りたいと思います」
(川中)「(ルックスはそこそこ、というのを受けて)ルックス抜群ですよ」
沢田美紀 http://www.sawada-miki.jp/
オープニングでの登場時は赤いドレスでしたが、
自己紹介の時は白のドレスに着替えてました。今日衣装替えしたのは沢田美紀と田中アキラだけ。
「富山県出身の沢田美紀です。自分の世界を持った歌を歌う歌手になることが目標です」
歌手を目指すきっかけになったのは、9年前に富山県黒部市で行われたNHKのど自慢。
さすがNHK、当時のVTRが流れます。テロップに平成8年とあったから10年前?
“今週のチャンピオンは… 7番「ごむたいな」の尾田美由紀さんです!”
「(当時の自分の顔を見て)もうパンパンですね(笑)」
それをきっかけに20歳の時に上京。レッスンに励んだ。
でもなかなかチャンスに恵まれず、一度故郷へ帰った。
「そうなんです。夢をあきらめまして、友達にカラオケに誘われても
なかなか歌う気になれないくらいだったんですけど、
一年ぐらいしましてから、もう一度頑張ってみようと思って、上京しました」
(川中)「一度目よりも二度目のほうが勇気がいるんですよね。私もそうでしたから。
以前、春日はるみっていう名前でデビューしたんですけど、全然売れなかったんですー(笑)」
(前川)「よかったよねー売れて(笑)」
田中アキラ http://www.actorspro.com/agency/womans/tanaka.htm
オープニングでは黒の上下のスーツに白いストライプのシャツでしたが、
後で白いジャケットに黒い襟シャツに着替えてました。
「山梨県出身の田中アキラです。30代になって、
やっと歌謡界のスタートラインに立つことができました。懸命に頑張ります!」
歌手を目指して作曲家に弟子入り。デビューまで13年も頑張った。
(川中)「その13年間、心を支えてくれたものは何ですか?」
「やっぱり、両親の優しさですね。実家が雑貨屋をやっているんですけど、
よく飴を段ボール箱いっぱいに詰めて…。(本当は)レトルトカレーとかも
送ってほしかったんですけど。飴とお菓子がいっぱい…」
(前川)「いや、レトルトカレーよりも飴のほうがいいよ。
お母さんの気持ちなんだから。親孝行しよう」
(川中)「ノドにもいいし…」
この辺り、打ち合わせと違ったのかな?
なんだか先輩歌手二人のトークがボロボロでした。(^_^;)
田中アキラ、低音が渋い、ムードたっぷりのいい声をしてますね。(^_^)
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川中美幸、「歌ひとすじ」を歌う時、直前のトークまではニコニコしていましたが
ステージ中央に進み出ると、イントロの間に目をつぶり、
再び目を開けた時には表情がキリリと引き締まっていました。
この曲を初めてNHKのテレビで歌うことへの緊張感のようにも見えました。
一番を歌い終わった時、さりげなく涙を拭ったみたい。最後も涙ぐんでました。
この歌を歌う時はついつい気合が入ってしまうんじゃないでしょうか。
まだ完全には自分のものにしきれていない印象かな?
これから歌い込んで、味わいのある表現になっていくのが楽しみです。