増位山太志郎の新曲MVがゴールデンボンバー「女々しくて」にやや似ている件
9月17日に発売される、増位山太志郎の新曲「冬子のブルース」。
サックスの音色、効果的に挟まれる口笛、そして増位山太志郎の甘く渋い声が
かつて愛した女、冬子を思い出す男の哀愁を演出します。
増位山は、現役力士だった頃から高い歌唱力で演歌歌手として活動していて
「そんな夕子にほれました」「そんな女のひとりごと」「男の背中」など、ヒット曲を出しています。
三保ヶ関親方として後進の力士を育てる一方、近年歌手活動を再開し
昨年、親方を引退してからは歌手に専念しています。
テイチクの公式YouTubeで、「冬子のブルース」のMV（ミュージックビデオ）が公開されています。
どこか懐かしい感じのネオンサイン。
雪がちらつく夜、バーの建物の前に佇む増位山。
ん…？ この場所、なんだか見覚えがあるぞ…？
どこだっけ… どこで見たっけ…
そうだ、あれだ…！
そう。2009年に発売され、じわじわとヒットしていった
ゴールデンボンバーの代表曲「女々しくて」のMVです。
振り付けで一緒に盛り上がれる、いまだにカラオケで大人気の曲。
JASRAC賞2014で金賞（2013年の著作権使用料分配額1位）に輝いています。
あらためて2作品のMVを並べてみると…。
まったく同じ角度で撮影されています。夜と昼。
この印象的なネオン看板のお店は、横浜にある有名店、由緒あるバー「スターダスト」。
50年以上の歴史を持ち、昔から現在に至るまで数多くの撮影のロケ地としても使われているようです。
が、横浜に土地勘のない私にとっては、ノスタルジックかつ異国感の漂うこの店の外観が
強烈な印象を残す金爆メンバーの振り付けダンスとともに
「女々しくて」PVの撮影場所、という捉え方で最初に刷り込まれてしまっておりました。
以下、左が増位山太志郎「冬子のブルース」、右がゴールデンボンバー「女々しくて」のMV。
特徴的な場面だけを、それぞれの公式YouTubeで公開されているものから
スクリーンショットとして引用させていただきます。（順不同）
引用元：
https://www.youtube.com/watch?v=i2k_JXQXRP8 （YouTubeテイチクレコード公式チャンネル）
https://www.youtube.com/watch?v=vvepe04Dbh4 （YouTubeユークリッド公式チャンネル）
レトロな店内のカウンターを照らす、天井から吊り下がったオレンジ色の
玉ネギを逆さにしたような照明が特徴的。
「女々しくて」の後半は夜の撮影。ネオンが光ります。
増位山の後ろ、大きな窓ごしに見えるアーチ橋。この場面の撮影は「スターダスト」ではなく
隣にあるバー「ポーラスター」の店内のようです。
このアーチ橋、並んだ２軒のすぐ目の前にあり、渡った先には米軍基地があります。
「女々しくて」では、曲が始まる前の冒頭部分に映っています。
よく使われるロケ地ということで、他のアーティストのMVにも登場しているのかもしれません。
ゴールデンボンバーのサウンドは、懐かしい「歌謡曲」の雰囲気を感じさせる部分もありますが
まったく違うジャンル・曲調の音楽にも関わらず、同じ場所で撮影された映像が
それぞれ違った雰囲気でマッチしているのが面白いですね。（^^）
