加川明の新曲「お嬢様ルンバ」が強烈すぎる



「お嬢様ルンバ」加川明 「お嬢様ルンバ」加川明 (7/21発売)


こ、これは…。(@_@;) ぜひPVをご覧になってみてください。


なぜかお城。なぜか「若返り党」立候補者のタスキ。全身ピンクのスーツ。
加川の後ろで踊る、シロウトの“お嬢様”たち。(みのもんた的な意味での)
サビに合わせてデカデカと表示される
「ジジババルンバ」「ビビンバルンバ」などの文字。
なんかもー、見てるほうが口をあんぐり、赤面するような作りです。
そもそも、加川明ってこんなキャラクターでしたっけ?


仮にもアップフロントグループなのですから手を抜くはずはなく、
狙ってこのチープさを出したのでしょうけど
あまりに狙い過ぎて、テレビ埼玉でよく見かけるような
自主制作盤歌手のPVのようになってます。(^_^;)


「聴いてもらう」「カラオケで歌ってもらう」よりも、
完全に年配者だけにターゲットを絞り、
「健康」「体操」「ダンス」「脳の活性化」を前面に出した
楽しく体を動かして踊ってもらうための楽曲と言えそう。


ずっと以前から、演歌・歌謡曲には一つのジャンルとして
ルンバ、ジルバ、タンゴ、マンボ等々、ダンス楽曲の要素を取り入れて
“踊ってもらうための曲”というのは絶えず存在します。
ただその場合も、歌詞は恋愛や青春がテーマだったりしたわけで。


これほど歌詞や歌のねらいが現実的&ストレートだと、
歌手側に綾小路きみまろ的なキャラクターがないと伝えるのは難しいのでは。
あまり現実的なことをテーマにすると、拒絶反応を示す人もいますからね。
でも加川明のニカッとした笑顔で言われると、なんだかうなずいてしまいそうです。


まぁでも、つい最近も瀬川瑛子が時代劇体操用の曲を出したりしましたから
高齢化社会に相応しいのは、こういうストレートな歌なのかもしれません。
ちなみにカップリング曲は「町内のしきりババア」だそうです(笑)。